はじめに
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- 暴落相場では「正しく知り、冷静に行動する」ことが大切
- 歴史上、過去のどんな暴落も回復している
- リスク許容度に沿ったポートフォリオ構築が重要
「株価が急落している」「ニュースでは“リーマンショック以来の下げ幅”と報道されている」──そんなとき、多くの投資家がパニックになりがちです。
長期投資を行っている方にとっても、暴落相場は心を揺さぶられる局面ではないでしょうか。
しかし、実はこのような局面こそ『資産形成のチャンス』でもあります☝️
本記事では、暴落相場の基本知識から、冷静に乗り越えるための具体的な方法、避けるべき行動、過去の事例を交えて分かりやすく解説します。
暴落相場とは?まずは基本を知ろう
暴落相場とは
暴落相場とは、短期間で株価が急激に下がる相場のことを指します。明確な規定はありませんが、1日で株価が10%以上下落することもあり、株式市場全体に大きな動揺が走ります。
投資初心者の方は、これらの違いを何となく理解するだけでも、冷静さを保ちやすくなれると思います🤞

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なぜ暴落は起こるのか?代表的な原因
本章では暴落の代表的な原因について、過去の事例より紹介します。
バブルの崩壊:熱狂の後には冷却が訪れる
過去の歴史を振り返ると『株価が経済の実力を超えて加熱した状態(バブル)』は必ずどこかで崩壊してきてます📉
対処法としては、定期的に指標(PER、PBRなど)を確認し「今がバブルかどうか」を意識する癖をつけておくのがおすすめです🤞
- PER:14~16倍程度が適正水準とされ、14倍付近は割安、16倍付近は割高と判断されることが多い
- PBR:1.0〜1.5倍が適正水準とされ、1.0倍付近は割安、1.5倍付近は割高と判断されることが多い
出典:日経平均PER・PBR適正水準 Nikkei 225 JP
金融危機・信用不安:信用が崩れると、すべてが連鎖する
金融機関や企業、国家の「信用」が失われると、「資金の流れ」が止まり、連鎖的に経済全体へ悪影響が広がります。これは「信用を前提とした経済の崩壊」とも言えます。
🔍 具体例①:リーマンショック(2008年)
📉 事の発端:サブプライムローン危機
- 原因:信用力の低い個人に対する住宅ローン(サブプライムローン)の延滞・焦げ付き
- 不良債権額:最大で 1兆ドル(約100兆円、当初為替ルート)規模と推定
🏦 金融機関の信用崩壊:
- 米投資銀行 リーマン・ブラザーズが破綻(2008年9月)
- 総資産:約6,130億ドル(約63兆円)
- 負債総額:約6,190億ドル
❌️結果:
- 世界の銀行同士が貸し借り(インターバンク)を拒否 → 金融市場が凍結
- 日経平均株価:2008年9月の約12,000円 → 2009年3月に7,000円台へ暴落(▲約40%)
🔍 具体例②:欧州債務危機(2010年〜)
📉 事の発端:ギリシャの財政赤字が粉飾されていたことが発覚
- 対GDP比の財政赤字:13.6%(EU基準は3%以下)
- 信用不安がスペイン、ポルトガル、イタリアなど他の南欧諸国へ波及(いわゆる「PIIGS」問題)
❌️結果:
- ユーロ圏全体の通貨信用が揺らぎ、世界の株価が下落
- 2011年8月には、日経平均が1ヵ月で約15%下落
- 金融機関が損失を抱える
- 自己資本比率が悪化 → 貸し渋りが発生
- 企業が資金繰りに苦しむ
- 設備投資・雇用を削減
- 個人消費が低下
- 経済活動が縮小
- 景気後退 → 株価急落
💡 補足:信用スプレッドの拡大も危険信号
信用不安時には、信用スプレッド(社債と国債の金利差)が急上昇します。
- 通常:0.5〜1.0%程度
- 危機時:3〜5%以上に拡大(例:リーマンショック時の米BBB債スプレッド)
✅ 信用は“見えない血管”
信用が崩れた瞬間、企業も個人も資金調達ができなくなり、経済の“血流”が止まります。つまり、株価が暴落するのは「恐怖」が結果として「流動性危機」へと繋がるためです。
- 株価の暴落への対応としては、資産の分散(地域・通貨・資産クラス)と、一定の現金保有が鍵🔑

パンデミック・自然災害:人類に不可抗力のショック
2019年より世界を席巻した新型コロナウイルスの世界的流行は、経済活動の停止を引き起こしました。
- 積立投資なら安値で買えるチャンス☝️
- 短期・中期ではなく、長期目線を持つこと🧐
- 目先の騰落に一喜一憂せず、コツコツ投資を継続する🌱

地政学リスク・戦争:世界情勢が市場に与える衝撃
突発的な戦争や紛争、政治の不安定さも市場に大きな影響を与えます。
※参考:ウクライナ戦争以降の金価格と主要イベントの関係について

日付 | 金価格 | 主な出来事 |
---|---|---|
2022年2月24日 | $1,910 | ロシアによるウクライナ侵攻開始 |
2022年3月8日 | $2,070 | 戦争激化による安全資産需要増加 |
2022年9月1日 | $1,700 | 米FRBの急速な利上げが影響 |
2023年5月4日 | $2,050 | 金融不安と利下げ観測による上昇 |
2023年10月6日 | $1,810 | 米長期金利の上昇で金価格調整 |
2024年4月12日 | $2,430 | 中東情勢不安などで金価格が過去最高(当時) |
- 情勢リスクをある程度想定する
- ポートフォリオに「守りの資産(債券や現預金等)」を組み入れる⇒暴落時の緩衝材として機能することに期待できる🤞
中央銀行の政策ミス:金利操作が裏目に出る場合
各国の中央銀行は、様々な情報や政策、経済状況を考慮して適切な対応を行ってますが、特に不透明な部分が多い相場環境においては、中央銀行の措置が裏目に出ることもあります。
- FRBや日銀の発言・金融政策に注目する🧐
- 政経ニュースを定期的にチェックする📰(日本経済新聞がオススメ🤞)

暴落の原因を知れば、恐怖は和らぐ
暴落の原因を知ることで、「根拠のない不安」に惑わされずに済みます。株式市場には必ず上昇局面と下落局面がありますが、冷静に向き合うための『知識』と『戦略』が、長期的な成功の鍵となります☝️
📚暴落への備えと心構え
暴落相場に直面すると、多くの投資家が冷静さを失いがちです。しかし、事前に準備と心構えをしておけば、大きな損失を防ぎ、むしろチャンスに変えることも可能です🤞
暴落への備えと心構え チェックリスト
- 資産配分を定期的に見直している
- 生活防衛資金を確保している
- 長期目線の投資方針を持っている
- 情報源を整理できている
- 暴落時の行動ルールを決めている
①資産配分を定期的に見直しているか?
- 株式、債券、現金、その他資産をバランスよく保有している
- リスク許容度に応じたポートフォリオになっている
②生活防衛資金を確保しているか?
- 生活費の半年~1年分を、すぐ引き出せる形で確保している
- 投資資金と生活資金を明確に分けている

③長期目線の投資方針を持っているか?
- 短期の価格変動に一喜一憂せず、長期成長を信じている
- 市場全体の成長性を重視している

④情報源を整理できているか?
- 信頼できる情報をチェックできている
- SNSや不安を煽る情報に振り回されない

⑤暴落時の行動ルールを決めているか?
- 事前に「売らない」「積み立てを続ける」と決めている
- 感情に流されず、冷静に対処できる準備ができている
このチェックリストを定期的に確認しておくことで、暴落相場でも冷静に行動できる確率が大きく高まります。
暴落の原因を知ることで、「根拠のない不安」に惑わされずに済みます。
株式市場には上昇と下落が必ずありますが、冷静に向き合うための知識と戦略こそが、長期的な成功の鍵です。
まとめ
本記事では「暴落相場」が起こる要因、及びそれに相対するための心構えについてお伝えしてきました。
- 暴落相場では「正しく知り、冷静に行動する」ことが大切
- 歴史上、過去のどんな暴落も回復している
- リスク許容度に沿ったポートフォリオ構築が重要
暴落が起きる主な要因は以下のとおりです↓
- バブルの崩壊
- 金融危機・信用不安
- パンデミック・自然災害
- 地政学的リスク
- 中央銀行の政策ミス
また、暴落への備えとして、チェックリストを作成して、常に自分の状況を客観視しておくことも大切ですね☝️
暴落相場はたしかに不安ですが、「正しく知り、冷静に行動する」ことで大きなチャンスに変えることができます。
特に長期的な資産形成を目指している方にとっては『暴落=割安に買える好機』です。感情に流されず、戦略的に立ち向かいましょう。
おわりに
あなたの投資スタイルは、暴落に耐えられる設計になっているでしょうか?
この記事が皆様の資産形成の一助になれれば幸いです😌
では、See You❢❢
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