資産運用

【2025年最新】AGGの魅力とは?米国債券ETFの利回り・リスク・運用戦略

はじめに

 

この記事の結論
  • AGGは、低コストで米国の総合債券市場に投資できる優れたETF
  • 過去は市場の急変時も比較的安定した値動き&配当を継続
  • 金利上昇やインフレの影響を受ける可能性が高く、他の資産と組み合わせたバランスの取れたポートフォリオを構築することが重要

 

米国債券ETFに興味を持っている方の中でも、AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)という名前を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

AGGは、安定したリターンを求める投資家に人気のETFであり、特に外貨で長期的な分配金を得たい投資家に適した金融商品となっております。

本記事では、AGGの基本情報、メリット・デメリット、運用戦略などを解説してまいります。

 

管理人
管理人
特に『日本円以外の外貨』で、安定した分配金を得たい方に向けた内容となっております🤞

 

AGGとは?基本情報を解説

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)とは、投資適格債券市場全般を表す指数と同等水準の投資成果を目指して運用されている上場投資信託(ETF)です。

世界最大クラスの投資運用会社である、ブラックロック社が提供するこのETFは「ブルームバーグ債券インデックス」に連動しており、国債・社債・モーゲージ証券(MBS)など、さまざまな種類の債券に分散投資できます。

 

AGGの基本情報
  • 運用会社:ブラックロック(iShares)
  • 設定日:2003年9月
  • 経費率:0.03%
  • 分配利回り:約2〜4%(市場環境により変動)
  • 連動指数:iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF
  • 投資対象:米国国債、社債、MBSなど

 

にゃんまる
にゃんまる
つまり、格付けが高い安定した米国債券にまるっと投資できるETFってことだニャ🤞

 

債券とは

管理人
管理人
本章では「債券」について簡単にご説明します🤞

債券とは、企業や政府が資金を調達するために発行する借用証書のようなものです。

投資家は債券を購入することで発行者にお金を貸し、その見返りとして定期的に利息(クーポン)を受け取り、満期には元本が返還されます。

にゃんまる
にゃんまる
債券の主な特徴は下記のとおりだニャ↓

債券の主な特徴

  • 低リスク資産:株式と比べて価格変動が少なく、安定した収益が期待できる
  • 利息収入(インカムゲイン):定期的な利息が得られる
  • 発行主体:政府(国債)、地方自治体(地方債)、企業(社債)など
  • 金利との関係金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がる

管理人
管理人
特に「金利との関係」は、債券に限らず金融商品全般において非常に重要な特徴ですね🤞

AGGのような債券ETFは、これらの債券をまとめて投資できる便利な商品です。

 

管理人
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債券については、過去の記事でも解説しております↓

 

社債 vs 国債: どちらが投資に適している?【この記事はプロモーションを含みます】 本記事では『債権』の中でも目にすることの多い『社債』『国債』について、各々の特徴を比較しつ...

 

株式と比較した債券の特徴

株式と債券はどちらも投資対象ですが、それぞれリスクとリターンの特性が異なります

 

にゃんまる
にゃんまる
主な特徴を比較すると、一般的には下記のように整理されるニャ↓

 

項目 債券 株式
リスク 低め(価格変動が小さい) 高め(価格変動が大きい)
リターン 安定した利息収入 配当+値上がり益の可能性
価格変動要因 金利変動・信用リスク 企業業績・市場全体の動向
インカムゲイン(収入) 定期的な利息(クーポン) 配当(企業による)
キャピタルゲイン(値上がり益) 少ない 大きな利益の可能性
市場の影響 不況時に強い(安全資産) 好景気時に成長しやすい

 

高いリターンを狙いたいなら株式の方が有利ですが、その分リスクも高まります。自分のリスク許容度に合わせた投資ポートフォリオを構築することが大切です。

 

管理人
管理人
AGGのような債券ETFを株式と組み合わせることで、投資リスクを分散しつつ、バランスの取れた投資が可能となります🤞

 

AGGのメリットとデメリット

本章では、AGGの「メリット」「デメリット」について、簡単に説明します。

AGGのメリット

 

AGGのメリット
  • 低コストで分散投資が可能
  • リスク分散効果が高い
  • 安定した配当

 

管理人
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各々の特徴について簡単に説明します🤞

 

低コストで分散投資が可能

経費率が0.03%と非常に低く、コストを抑えながら広範な債券市場へ投資できるのが強みとなります。

 

にゃんまる
にゃんまる
低コストで有名なオルカンの『0.05775%』よりも更に低くなっているニャ❢

 

管理人
管理人
AGGを購入するだけで、低コストで約10,000以上の債券に分散投資が可能ですね🤞

 

リスク分散効果が高い

国債だけでなく、社債やMBSなどを含むため、金利変動リスクを抑えながら分散投資が可能です。特に、経済危機時には安全資産としての役割を果たしやすく、急激な価格下落を防ぐ効果があります。

 

管理人
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設定来~2025年3月7日時点における株価推移・投資先は下記の通りです↓

 

 

 

ブラックロック「iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF」より参照)

 

にゃんまる
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2020年3月のコロナショック時にも、日経平均株価が30%以上下落したのに対して、約7%程度の値下げに留まっているニャ❢

 

管理人
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米財務省をはじめ、公的機関への投資割合も多く、株価の暴落局面においても、安心して保有できる手堅さがあるのが大きな強みですね🤞

 

安定した配当

株式に比べると価格変動が少なく、定期的な利息収入が得られるため、長期間にわたって安定した分配金を得たい方にとっては大きな魅力となります。

 

管理人
管理人
過去10年間の分配金実績は下記の通りです↓

 

過去10年間の分配金実績と利回りの推移

年度 年間分配金 分配金利回り
2015 $2.649 2.41%
2016 $2.586 2.39%
2017 $2.537 2.35%
2018 $2.891 2.64%
2019 $3.036 2.85%
2020 $2.531 2.25%
2021 $2.020 1.71%
2022 $2.319 2.03%
2023 $3.108 3.20%
2024 $3.628 3.66%

注:分配金利回りは、年間分配金を前年末の株価で割った値としております。

 

にゃんまる
にゃんまる
年によって増減があるものの、AGGの分配金は全体的に安定した傾向を示しているニャ🤞

 

管理人
管理人
特に、直近の2023年と2024年には分配金が増加して利回りも上昇しており、投資妙味が増してますね🧐

 

AGGのデメリット

次にAGGのデメリットについてご説明します

AGGのデメリット
  • 金利上昇による価格下落
  • インフレによる実施利回りの低下
  • キャピタルゲインが期待しにくい

 

管理人
管理人
各々の特徴について簡単に説明します🤞

 

金利上昇による価格下落

一般的に債券価格は金利と逆相関の関係にあるため、米国の金利が上昇するとAGGの価格は下落することが多くなります。

 

にゃんまる
にゃんまる
特に、急激な利上げ局面では価格の下落リスクが大きくなるため、購入には慎重を期す必要があるニャ❢

 

管理人
管理人
債券と金利の関係を具体例とともに簡単に説明します🤞

 

◯市場金利が3%のとき、額面1,000ドル・利率3%の債券が発行された場合

 

  • 毎年30ドルの利息がもらえる(1,000 × 3% = 30ドル)
  • 額面通りの1,000ドルで取引される

 

上記の債券について『金利が上がったパターン』及び『金利が下がったパターン』を簡単に例示します。

 

1年後、金利が5%に上昇した場合
  • 新発債(5%)なら50ドルの利息がもらえる
  • 既存の3%債券は魅力が低下し、価格が下落(仮に額面900ドルに)
  • 投資家が新発債を選ぶため、既存債券の価格は下がる

 

1年後、金利が2%に下落した場合
  • 新発債(2%)なら20ドルの利息がもらえる
  • 既存の3%債券は魅力が上昇し、価格が下落(仮に額面1100ドルに)
  • 投資家が新発債を購入しないため、既存債券の価格は上がる

 

出典元:JTG証券『債券の価格と市場金利の関係』

 

管理人
管理人
このように『金利が上昇すると債券価格は下落』し、逆に『金利が下がると債券価格は上昇する』のが一般的な関係となります🤞

 

インフレによる実質利回りの低下

インフレが進むと、AGGの分配金の実質的な価値が目減りする可能性があります。

 

にゃんまる
にゃんまる
例えば、AGGの分配金が年率3%、インフレが年率5%で進行する場合、分配金は実質的に『▲2%』分の価値の逓減があることになるニャ…

 

管理人
管理人
インフレ率が高い場合は、利回りが実質マイナスになり得る点に注意が必要ですね🤞

 

キャピタルゲインが期待しにくい

株式と比較すると値上がり益(キャピタルゲイン)が期待しにくい点も債券のデメリットとなります。

米国債券と米国株式のトータルリターンを比較したものが下図となります↓

 

出典:NOMURAウェルスタイル

 

にゃんまる
にゃんまる
株式のトータルリターンが大きく伸びているのに比べ、債券は随分控えめな動きになっているニャ❢

 

管理人
管理人
債券ETFの特性上、長期的な価格上昇よりも安定性&分配金が重視されるため、価格の大幅な上昇は起こりにくくなる点も注意しておきたいですね🤞

 

AGGのパフォーマンスとリスク

本章では、AGGのパフォーマンスとリスクについて、過去データを参考にしながらお伝えしていきます。

過去のパフォーマンス

AGGは、リーマン・ショックやコロナショックといった市場の急変時でも比較的安定した動きを見せています

特に、株式市場が不安定な時期には、安全資産として資金が流入しやすくなります。

 

管理人
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コロナショック時の2020年3月~回復期間までの期間を、S&P500指数、及び米10年国債と比較すると、下図の通りとなります↓

 

※指数データより管理人作成

 

にゃんまる
にゃんまる
S&P500が大きく下げる中でも、AGGは最大下落幅、回復期間ともに影響は少なかったことが分かるニャ🤞

 

AGGのリスク要因

AGGの主なリスク要因については、以下のようなことが考えられます。

 

金利変動リスク

米国の金利が上昇すると、債券価格は下落します。特に、急激な利上げ局面では、AGGの価格が大きく下落する可能性があります(詳しい説明はこちら

 

信用リスク

AGGには社債も含まれているため、企業の信用力が低下した場合、価格の下落要因になります。特に、景気後退時には、社債のデフォルトリスクが高まります。

 

管理人
管理人
一方で、AGGでは米国公的債券が占める割合が多く、価格への影響は限局的となる可能性が高いとも考えられます🤞

 

インフレリスク

インフレが進むと、債券の実質的な価値が下落し、AGGの分配金の購買力も低下します。

 

にゃんまる
にゃんまる
インフレ率が債券の利回りを上回る水準であれば、株式や不動産等、比較的インフレに強いアセットの魅力が高まるニャ♪

 

為替リスク(米国外の投資家向け)

米ドル建てで運用されているため、為替の変動がリターンに影響を与える可能性があります。

 

にゃんまる
にゃんまる
日本から投資する場合を考えると「円高になると価値が下がる」一方で「円安になると価値が上がる」ことになるニャ❢

 

管理人
管理人
為替差益・差損が生じる金融商品と併せて、現金を含めた「円建資産」を保有することで、為替リスクに対する管理を意識しておくことが大切ですね🤞

 

AGGと他の米国債券ETFの比較

AGG以外にも、米国債券ETFには多くの選択肢があります。

例えば下記のようなETFが有力な投資先となります↓

 

ETF 運用会社 主要投資対象 経費率 分配利回り
AGG ブラックロック 総合債券市場(国債、社債、MBS) 0.03% 2〜4%
BND バンガード 総合債券市場(AGGと類似) 0.03% 2〜4%
TLT ブラックロック 長期米国債(20年以上) 0.15% 2〜3%
LQD ブラックロック 投資適格社債 0.14% 3〜4%

 

 

管理人
管理人
各々の債券ETFの特徴についてAGGと比較してみましょう🤞

 

AGG vs. BND

 

AGGとBND
  • BNDはAGGと非常に類似したETFであり、投資対象やリスク・リターン特性もほぼ同じ
  • どちらを選んでも大きな違いはないが、流動性の観点ではAGGの方が取引量が多く、スプレッドが狭いため、売買しやすい

 

にゃんまる
にゃんまる
「スプレッドが狭い」とは、取引所の売値と買値の差が小さいことを指す投資用語だニャ❢

 

管理人
管理人
一般的にはスプレッドが狭い程、投資家にとっては有利な取引ができるケースが多くなりますね🤞

 

AGG vs. TLT

 

AGGとTLT
  • TLTは長期米国債を対象としたETFであり、金利変動の影響が非常に大きい
  • 金利低下時にはAGGよりも価格が大きく上昇する可能性があるが、金利上昇時のリスクも大きい。
  • 経費率の差が大きい(0.12%)
  • 配当利回りはAGGが2〜4%、TLTが2〜3%であり、AGGの方が安定的に高利回りである

 

管理人
管理人
一般的に、AGGは分散投資を求める長期投資家向けであるのに対し、TLTは金利変動を利用した短期売買やヘッジ目的に向いている金融商品であると言えますね🤞

 

AGG vs. LQD

 

AGGとLQD
  • LQDは主に投資適格社債(信用格付けが高い企業債)に投資するため、リスクはAGGより高いがリターンもやや高め
  • AGGの経費率は0.03%と低いが、LQDは0.14%とやや高い
  • 分配利回りはAGGが2〜4%、LQDが3〜4%であり、LQDの方が高めである
  • AGGは国債やMBSも含むため、金利上昇時の影響をある程度抑えられるが、LQDは企業債が中心のため、金利上昇時には社債利回りが上昇し価格が下落しやすい

 

管理人
管理人
一般的に、AGGは分散投資を求める長期投資家向けであるのに対し、LQDは、社債を活用したややリスクを取る投資戦略向けな金融商品と言えますね🤞

 

 

にゃんまる
にゃんまる
自分の投資目的に合った金融商品を選択して、リスク許容度の範囲内で投資することが大切だニャ❢

 

AGGを活用した投資戦略例

米国が完全にデフォルトとなるリスクは、他諸国と比べて明らかに少ないと考えられます。

したがって、AGGは『長期で外貨建資産の保有や分配金を得たい方』にとっては、魅力的な金融商品の1つであると言えるでしょう。

 

管理人
管理人
例えば「AGGを活用した投資戦略」としては次のようなことが考えられます↓

 

AGGを活用した投資戦略例
  • コア資産として長期保有:株式と組み合わせることで、ポートフォリオ全体のリスクを抑えながら安定したリターンを狙う
  • 老後資産の一部として組み入れる:退職後の生活資金として、比較的安全なCFを得ることができるAGGをアセットアロケーションに組み入れる

 

にゃんまる
にゃんまる
AGGを一定割合で組み入れることで、安定的な分配金とともに、資産全体のリスク逓減に期待できるニャ🤞

 

管理人
管理人
日本から投資する場合においては『為替リスク』の影響もあるため、ご自身のリスク許容度に併せて適切な投資割合を決定する必要がありますね🧐

 

まとめ

本記事では、AGGについてお伝えしてまいりました。

まず、AGGの基本情報として、低コストで米国の総合債券市場に投資できるETFであることを説明しました。

続いて、メリットとデメリットについて、リスク分散効果や安定した配当が魅力である一方、金利上昇やインフレの影響を受けるリスクがあることを確認しました。

さらに、パフォーマンスとリスクの観点から、金利変動や市場環境による影響を解説し、他の米国債券ETFとの比較では、AGGとBND、TLT、LQDの違いを具体的に示しました。

特に、リスク許容度に応じた適切なETF選択が重要であることを強調しました。

 

にゃんまる
にゃんまる
AGGは、安定したリターンを求める投資家にとって魅力的な選択肢の1つであるといえるニャ❢

 

管理人
管理人
その一方で、為替や金利、インフレの影響を受けるため、他の資産と組み合わせたバランスの取れたポートフォリオを構築することが重要です🤞

 

AGGを活用した資産形成に興味がある方は、ぜひご自身の投資スタイルに合わせた戦略を検討してみてください!

では、See You

オススメの証券口座

まだ証券口座を開設していない方は、ネット証券大手&手数料が業界最安クラスである「楽天証券」「SBI証券」がオススメです↓

 

オススメの証券口座①:『楽天証券』

 

管理人
管理人
所謂「楽天経済圏」を利用されている方は、楽天ポイント対象&楽天市場でのSPUアップが可能なためオススメです🤞




 

にゃんまる
にゃんまる
初心者にとって非常に分かりやすい画面構成になっているので、はじめて証券口座を開設する方にオススメだニャ❢





 

オススメの証券口座②:『SBI証券』

 

管理人
管理人
ネット証券口座数NO1の証券会社であり、ポイント還元も安定して大きいのが魅力です🤞




 

にゃんまる
にゃんまる
操作画面は少し「癖」がありますが、最近はユーザー視点での改善が随時加えられていることもあり、随分使いやすくなってきているニャ❢

 




 

管理人
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因みに、私は「NISA」は『楽天証券』、高配当株は『SBI証券』と、投資方法別に証券口座を分けて利用しておりますので、ご参考まで😌