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この記事では、楽天証券からSBI証券へ米国株式(ETF)を移管する手順について紹介してまいります。
主に
- 楽天証券からSBI証券へ米国株式(ETF)の移管を検討している
- 複数の証券口座にある米国株を1つに纏めたい
とお考えの方に向けた内容となります。
どちらの証券口座も甲乙付けがたい素晴らしい口座ですが、ここ1年での楽天サービスの改悪ラッシュもあって、楽天証券からSBI証券への「鞍替え」を考えておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
出典:SBI証券
また、SBI証券は2022年2月21日より「dポイント」とも連携を開始しており、顧客獲得競争を優位にすすめるべく様々な取組を行っております。
そこで、米国株を移管する際の手続きについて、実際に「SPYD(米国ETF)」を楽天証券からSBI証券に移管した事例についてお伝えしてまいります。
手順そのものは決して難しいものではありませんが、米国株の移管手続きに不安をお持ちの方にとって参考にしていただける内容となっております。
【前提条件】米国株の移管手続の事前確認事項
- SBI証券に口座を開設し、外国株式取引口座開設を行っている
- 米国株式のSBI証券における取扱銘柄だけが移管可能
他にも、いくつか細かい注意点はありますが、まずはこの2点を満たしていれば概ね問題ないと思います!
米国株(ETF)の移管を行う個人的な理由
私が米国株投資をはじめた当初は、米国株(ETF)の定期買付サービスは「SBI証券」しか対応しておりませんでした。
一方で、楽天経済圏の恩恵を最大限に活用していた折でもあり、つみたてNISAを含む投資信託の積立は楽天証券で行っておりました。
もちろん。楽天証券で「定期的」に「手動(自分)」で米国株を購入すれば良いだけですので、当初は毎月手動での買付を行っておりましたが、
- 多忙の折に、つい買付を忘れてしまいがちになる
- 購入予定日に意図しない相場の動きがあると購入をためらってしまいがちである
といった「手動で行うが故の問題」が度々あり、長期投資においてあまり好ましくない状況が生じておりました。
そこで、人力が絡む部分は極力排除して自動化しようと考えた結果、米国株についてはSBI証券の定期買付を利用することとしました。
また、米国株投資を開始した当初は、自分の投資軸が定まっていなかったこともあり、定期買付の他にも、突発的に楽天証券で米国株(ETF)を購入してしまうこともしばしばありました😓
その結果として、両方の証券口座に同じファンドが分散して存在する状況が生じておりました。
そして1年程前から、本格的に資産・家計管理を始めたのですが、証券口座が分散していることで
- 同一銘柄における配当金の管理が(思ったより)面倒である
- 銘柄ごとの資産価額が証券会社ごとに異なってしまう
といった管理上好ましくない状況となっておりました。
そこで、今後の方針として
- 楽天証券は「主に投資信託(つみたてNISA含む)」
- SBI証券は「主に米国株(ETF)」
と証券会社別で主となる取引銘柄を定めて資産運用することに致しました。
多くの楽天証券分の米国株(ETF)は、ある程度利益が出た際に売却してしまったのですが、SPYDについてはそれなりの数を保有しており、扱いに苦慮しておりました。
所謂「コロナショック」時に購入できたため、売却しても十分な譲渡益を得ることは可能ですが、せっかくの人気高配当株ですし、同額で買い戻すことは(少なくとも直近では)難しいため、SBI証券へ株式移管をすることと致しました。
次章より、楽天証券に残っている、米国ETF「SPYD」を、SBI証券に移管する一連の手順について、実際の画面や申請書を用いて説明して参ります。
現在、ネット証券各社において、顧客獲得の為に様々なキャンペーンが打たれております。と同時に、自分の利用している証券会社が、いつ大きな改悪に晒されるかも分からない状況です。
この記事は楽天証券からSBI証券への移管について紹介しておりますが、大きな流れはどの証券会社も概ね変わらないので、全体の流れと各々のフェーズで必要なことを把握できれば、ご自身の状況に置き換えて参考にしていただけるかと思います。
楽天証券で行うこと
まず、移管元の証券口座である「楽天証券」で行うのは、
- 楽天証券ホームページより、移管手続書の送付を依頼する。
- 届いた送付書類に必要事項を記入する
- 同封の返信用封筒で返信する
となります。
①楽天証券より、移管手続き用書類の送付を依頼する。
実は、移管したい証券の種類によって、必要な手続きが異なります。
楽天証券であれば
- 日本株の場合・・・WEB上で手続き可能
- 米国株の場合・・・依頼書にて可能
となります。
この度は楽天証券で保有しているSPYD(米国ETF)を移管するため、依頼書を入手する必要があります。
1)楽天証券へログインする
2)右上のマイメニューを選択する。
3)移管・買取請求を選択する
4)米国株式(米国ETF(SPYD)を移管するため)の申込を選択する
5)送付先住所を確認して次へを選択する
6)移管したい銘柄数を入力し次へを選択する
7)入力内容が正しいことを確認し、書類請求を選択する
②届いた送付書類に必要事項を記入する
1)申請書に必要事項を記入する
2)記入した申請書を返信用封筒で返送する。
これだけで、楽天証券での手続きは終了です!
あとは、実際に株式移管された後に、楽天証券からの請求額(3300円/1銘柄)について、SBI証券よりキャッシュバックを受けるだけです!
追記
2022年3月27日にSBI証券への移管完了を確認しました!
なお、楽天証券では、外国株式における移管手数料は入出庫ともに無料であった為、キャッシュバックを受ける必要がありませんでしたので、訂正してお詫び申し上げます😌
外国株式を移管する際に手数料はかかりますか?
当社から他社へ株式を移管する場合、他社から当社へ移管する場合、どちらも当社での手数料はかかりません。
ただし、他社においては手数料がかかる場合があります。あらかじめご確認ください。
参考:楽天証券「よくある質問」より
追記2
2022年5月9日(月)より、他証券会社からSBI証券に米国株式を移管すると「100ポイント」が付与されるキャンペーンが開催されてます!
6月30日(木)までの期間限定キャンペーンですので、SBI証券へ米国株式の移管を考えておられる方はお早めに手続きされてはいかがでしょう?
まとめ
この記事では、楽天証券からSBI証券への米国株式(ETF)の移管手続きについて、実際の画面遷移を通して説明してまいりました。
私個人としては「分散された米国株を1つの口座に集約する」為に移管を行ったのですが、
- 楽天経済圏の改悪ラッシュ
- SBI証券の米国株式移管手数料無料キャンペーンが恒久化
によって、楽天証券からの他証券口座への資産流出が増加しているタイミングでもあったため、実際に株式移管を考えている方に向けて、自身の体験談を発信してみました。
株式移管と聞くと「なんか難しそう」と感じていた方も多いと思いますが、実際の手続きは(楽天証券の場合)WEBで申請書を請求し、必要事項を記入して返信するだけでOKです!
私としては、当初の目的どおり、引き続き双方の証券会社を利用していく方針ですが、もしどちらか一方をオススメするならば、
- SBI証券独自の「SBIーVシリーズ」ファンドが非常に優秀である
- 投資信託のポイントサービスが充実している
点より(2022年3月時点では)SBI証券をオススメ致します。
もし、SBI証券の口座開設がまだでしたら、まずは口座開設しておくのをおすすめします!
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券
しかしながら、投資の本質は「優良なファンドを継続購入すること」であって「キャンペーンの有無」や「ポイント付与の改悪」で、その都度、証券を移管するのは本質的ではないと考えます。
リベ大でも、両学長は「米国株か全世界株か?はどちらも合格点の投資」と折に触れておっしゃってますが、こういった「真の資産」に投資できていれば、我々一般人としては十分合格点が取れていると思います。
もし、今回の「楽天証券の改悪」をうけて、証券会社を変えよう!という思いに至ったのであれば、あなたが今行っている投資は、もしかしたら「リスク許容度を超えた投資」であるかもしれませんね。
2022年3月現在、世界情勢は混沌としており、それに伴って、市場も新たな情報に一喜一憂して動いている状況です。
こういった時こそ、今一度、自分の投資スタイルを見直すキッカケと捉えてみるのも良いかと思います。
特に、最近投資を始めた方は、初めての「本格的な下落局面」を経験されているのではないでしょうか?
- 職場でも株価が気になってしまう
- 休憩中にチャートを見てしまう
- 毎日、購入ファンドの騰落率をみてしまう
といった行動に身に覚えがある方は、改めて、ご自身の「リスク許容度」を見直してみましょう!
長く市場に居続けること・・・それが「投資素人」である我々が、長期的に「投資の力」を最大限に活用できる手段ですよ!
では、See You!!